災害について考える~ヘルパー連絡会~

平成31年3月12月(火)に、ヘルパー連絡会を実施しました。

今回は、「障害者災害対応について~大阪のヘルパー事業所が体験したこと~」をテーマに日本ホームヘルパー協議会おおさか支部会長・小野寺美雪氏に講義していただきました。

H30年6月の大阪北部地震、9月台風21号による豪雨被害の実体験を通し、障害者支援事業所として被害対応をどの様に行っていけばいいかをお話しいただきました。災害時の被害状況の確認から、職員間での連絡体制、利用者さんの現状把握等のお話しを聞きながら、いかにヘルパー事業所を早期復帰させるかがポイントになることを教えていただきました。そのためには、日頃に準備と訓練が大切であることを学びました。

その後、H30年9月に市内でも実際にあった台風に伴う停電被害と事業所で行った対応について情報交換しました。

参加者からは、

“災害はどこか遠いものだとどうしても考えてしまっていたが普段から備えておかないといざ起きた時に動けないので、シミュレーションして流れを確認したいと思った。”

“災害時は事務所に誰がいるか、だれが出勤できるかわからない、責任者がいるとも限らない、相談も指示もとれない。そうした中でいるスタッフが責任者の指示なく誰でも動けるようにしないといけないことがわかっているようでわかっていない気がしました。そのために平常時から責任者がいなくても動ける体制、マニュアル、仕組みが必要だと感じました。そのための体制や仕組みづくりが必要と思いました。”

という感想をいただきました。

日頃の業務に加え、非常時についての対応を考えることは、大変なことですが、実際に体験した方の話を聞くことで、危機意識が高まったと思います。生活支援部会でも、災害対策について、引き続き検討を行ってきます。

 

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