平成29年1月15日(日)一宮市障害者自立支援協議会主催の講演会が開催されました。
今回は「一宮市の権利擁護を考えるⅢ 障害者差別解消法について」というテーマで、平塚市役所福祉課の又村あおい氏にご講演していただきました。
雪の中にも関わらず、116名の方が参加して下さいました。
平成28年4月から施行された障害者差別解消法ですが、法律成立の背景や概要を具体例を交えながら、わかりやすく解説していただきました。また、合理的配慮(=障害ゆえのバリアを取り除く手助けのこと)の中で、「できる・できない」で判断せず、「建設的対話」の考え方を取り入れることが重要だとお話いただきました。「建設的対話」とは、障害のある方の意思表明に対して、負担が過重で要望に応えられない場合に、できる範囲で対応するということです。障害のある人もない人も、ちょっとした気遣いや声掛けで誰もが住みやすい一宮市に近づけると感じる講演会でした。
参加者の方からは、
“障害者差別解消の為には法律の周知はもちろんだが、支援者や関係機関だけでなく市民や地域全体で差別とは何かということを考えていくことが重要ではないかと感じた。”
“今日の講演を聞いて、まずは身近な当事者さんの協力者、理解者を増やしていけたらと思いました。”
“今まで気づかなかった点を知ることができました。法律の細かい部分や建設的対話という方法についても初めて知れて勉強になりました。”
等、たくさんの感想をいただきました。
たくさんのご参加ありがとうございました。