『不適切な支援を考える~私たちの支援は大丈夫!?~』

令和元年9月29日(日)に障害者虐待防止講演会『不適切な支援を考える~私たちの支援は大丈夫!?』を開催しました。日曜日の忙しい時間帯にも関わらず、130名の方にご参加いただきました。

今回は、白梅学園大学の堀江まゆみ先生を講師に招き、障害者虐待防止法成立から、現在に至るまでの実践を4つの期間に分けて教えていただき、虐待や不適切対応について、事例を交えてお話しいただきました。事例は、普段の支援の中でありがちなシチュエーションを紹介しながら、なぜそれが不適切なのかという根拠も合わせて提示していただき、参加者の方が各事業所に戻っても伝達しやすい内容になっていたと思います。

利用者さんを引率する方法について、参加者みんなで実際にやってみながら考えました。

参加者の方からは

“呼称の「さん」づけて呼ぶ理由がわかりやすかったです。自事業所では呼称の徹底ができていないのでフィードバックしていきたいと思います。無意識におこなっている支援で虐待の入口になっていることから意識していこうと感じました。”

“通報することでハッピーとなる。前向きな考え方だと思いました。どうしてもネガティブであまり触れたくはないことでもあると思うので、このような考え方は大切かと思いました。ちゃん付けについては、今、自分の事業所でも悩んでいて、どのように伝えれば良いか光が見えてきました。”

“不適切な対応をしてしまう背景や原因を改めて考えることができた。また、利用者の「こだわり」への支援について考えるよい機会になった。職員自身が自らの支援をその都度見直すことが虐待防止のひとつになるのではないかと考えた。”

という声をお聞きしました。皆さん、日頃の業務を行うに当たって、支援を振り返るきっかけになったのではないかと思います。

今後も一宮市障害者虐待防止センターでは、障害者虐待防止の啓発に取り組んでいきますので、ご協力よろしくお願いいたします。

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