6月22日(水) 障害者支援施設「あすか」の食堂にて、2回目の「資機材組み立て訓練」を行いました。本来は3月22日に行う予定でしたが、市内でコロナがまん延していた為、3ヶ月延期での実施となりました。
当日はコスモス福祉会の10か所の事業所より、防災の担当者など14人と部会員8人の計22人で、換気、消毒など感染症対策に気を付けて開催しました。
危機管理課のスタッフが講師となり、まず「避難スペースにおける感染症対策について」の講話、次に4つのグループに分かれて①段ボールベッド②マルチパーテーション③組み立て式トイレ④トイレの凝固剤のそれぞれの体験を順番に行いました。
講話では指定緊急避難場所と指定避難所の違いや市内に補助避難所も合わせると198か所ある事、避難所で過ごすだけでなく垂直避難も有効であることが分かりました。
参加者は、ほぼ初めて見る段ボールベッドやトイレや凝固剤に興味津々で、組み立てもワイワイと子どもにかえったように楽しく行われていました。
質疑応答でも、あすかは身体障害の施設なので、「トイレは狭いから介護しての障害者には難しいね」「凝固剤はおむつで代用できるね」「段ボールベッドはおむつの箱で作れそうだね」などの意見も出ていました。また市としてもこれらの資機材は保管する場所がないので、災害があった時に県より指定業者を通して郵送されるとのことで、現実的に考えさせられることが多かった訓練となりました。
参加されたコスモス福祉会の皆さん、危機管理課の皆さんありがとうございました。今後も定期的に市内の施設などで資機材の組み立て訓練を行いながら、現場で生かしていけたらと考えています。