10月27日（木）に『失敗しないための障害者雇用対策セミナー』を開催しました。
コロナ対策と参加のしやすさを考えてオンラインでの開催としましたが、24社と多くの企業にご参加いただきました。
当日は、企業での障害者雇用の事例を伺う「パネルディスカッション」と、障害者雇用に対する取り組みや課題・悩みを共有する「企業交流会」を行いました。
パネルディスカッションは企業と就労移行支援事業所の対談形式で行いました。
1組目は「日本車輛製造株式会社」様と「LITALICOワークス尾張一宮」様で「障害者雇用をするにあたって工夫してきたことや実情」をテーマにお話しいただきました。
2組目は「富国生命保険株式会社」様と「豊田合成株式会社」様、「就労移行支援事業所 パッソ一宮校」様で「会社内での障害者雇用の取り組み」「リワーク支援における支援機関との連携の取り方」をテーマにお話しいただきました。
どの企業も、就労移行支援事業所とこまめに連携しながら、職場定着のサポートを行われているご様子でした。 就労移行支援事業所では、障害者の方の就労面だけでなく、生活面についても把握してサポートを行っており、安心して働けるように、ご本人の事をどれだけ深く理解できるかが重要だと感じました。
企業交流会では、
・障害者の方は実際にどんな業務を行っているか
・職場定着のサポートにどんな工夫をしているか
・社内の障害者雇用への理解を深めるためにどんなことをしているか
などについて、それぞれの企業の状況を共有し、交流を深められていました。
交流会で相談したことにより、後日、課題解決に取り組むことのできた企業もあり、有意義な交流の場になったのではないかと思います。
セミナーに参加された方の感想として、
・各社、いろいろな課題を抱えながら取り組んでいることが、よくわかった
・事例を交えた取り組みについて聞けて、有意義な時間になった
・もう少し距離感が近い感じで本音で話せればいいと感じた
・交流会はテーマがはっきり決まっているともっと盛り上がったのではないかと思う
といったご意見があり、他社の事例を知ることが障害者雇用を進める上で有益であることや、今後開催するにあたって改善する点もあることを感じました。
就労支援部会では、今後も障害者雇用についての情報発信や取り組みを通して、 障害者の方にとっても企業にとっても働きやすい地域をつくってまいります。
