令和4年12月26日(月)に尾西庁舎6階大ホールにて、令和4年度一宮市障害者自立支援協議会子ども部会の講演会が開催されました。
コロナ禍ではありましたが、感染症対策を講じた上で対面にて開催しました。
講師に、一宮医療療育センターの上村治先生をお招きし、「子どものきもちの理解と深層の自尊感情~自分を“だいじ”に思えるために~」をテーマにご講演をいただきました。
支援施設職員や保育士など福祉関係の支援者、教育関係者・保健関係者の皆様、お子さんが障害をお持ちのご家族様など、様々な立場の方にご参加をいただきました。
今回の講演では、医学的な観点から子どもの大脳皮質が未発達なために反射でパニック(不適切な行為)を起こしてしまう、パニックで不安の中に溺れている子どもには厳しく叱らず、子どもたちの生まれ持った質を尊重してその上で大切な存在だと伝えることで深層の(真の)自尊感情を育ていくことができるなど、優しい口調で分かりやすくお話をいただきました。
参加者の方からは、「子どものパニックが理解できて子どもの気持ちが分かった」「パニックの対応や対処の仕方がよく分かった」「深層の自尊感情を育む大切さを伝えていきたい」「たまに適切な態度で接することが子どもと母らの大切な時間になり、先生の‘たま’でいいという言葉に救われました」など、参考になったと多くの意見をいただきました。
上村先生、貴重なご講演をありがとうございました。