2025年2月10日(月)尾西生涯学習センター6階大ホールにて、2024年度第2回福祉事業所で働く看護師のための交流会が開催されました。
講師に一宮医療療育センター言語聴覚士の塩田有香氏、管理栄養士の小塩由紀氏、歯科衛生士の森真弓氏をお招きし、「摂食嚥下を学ぼう ~摂食嚥下の基本と応用~」についてお話頂きました。
当日は福祉事業所の看護師など約30名の方々にご参加頂きました。
摂食嚥下の基本や正しいとろみのつけ方、口腔ケアのポイントや口腔ケアがもたらす好循環、介助の姿勢等の講演や実演があり、日頃の現場の困りごとの質問にも答えて頂きました。
口腔ケアをする際に「痛かったね」「下手でごめんね」という声かけでは歯磨き嫌いになってしまうため、取れた汚れを実際に見せ「口の中がさっぱりして気持ちよかったね」等の前向きな声かけが良いと学びました。
講師の方々に色々なとろみ剤をご用意いただき、実際にコーラや牛乳にとろみをつけて試飲し、スプーンと泡だて器をそれぞれ使って混ぜた時のとろみの違い、2度まぜ法をした時ののど越しの違いも体験する事が出来ました。
参加者の方々からは、「とろみの付け方は、泡だて器で混ぜるととてもなめらかで、スプーンで混ぜるとダマができて、こんなに小さなダマがむせにつながる事を実感しました」「嚥下に関する勉強会が初めてで勉強になりました」「食事介助する時の椅子の座らせ方やスプーンの角度について実演を通じて理解する事が出来ました」等の感想が寄せられました。
参加者のご意見を参考にしながら、今後も福祉事業所で働く看護師さんを応援していきます。