10月12日(木)に尾西庁舎にて相談支援連絡会(学習会)を行いました。
昨年度は外部講師の方々にお願いして学びましたが、今年度は尾張西部圏域地域アドバイザーである野崎さんの協力を得て、地域の中で出来る学習会を企画しました。
当日は、40名の相談員さんが参加されました。経験年数も年齢もバラバラでしたが、グループワーク時や休憩時間には周りの方たちと楽しそうに話をされている相談員さんをたくさん見かけ、和やかな雰囲気の中で研修が行われました。
午前中は、尾張西部圏域地域アドバイザーの野崎さんより、「相談員としての基本姿勢から技法」まで幅広くお話しいただいた後、尾張西部圏域である一宮市と稲沢市の基幹相談支援センターの各相談員から「地域の現状と課題」についてお話しいただきました。相談員なら聞いた事がある内容が多かったので、内容一つ一つを確認しながら学ぶことができたと思います。
午後からは、5グループに分かれてグループワークを行いました。今年、相談支援専門員になる為に研修真っ只中の方たちに事例を提供してもらい、現任相談支援専門員等から新たな視点や具体的な計画への記載方法などを教えてもらったようです。今回、初めての試みとして、いつもは基幹相談支援センターが中心にグループワークを進めていくのですが、地域の中で相談支援専門員として活躍している方たちに進行をお願いしました。現場で働いている事もあり、初任者の方の話に共感しながらも具体的な助言もしてもらったようです。さすがでした!
参加者からの感想では、
・基本姿勢について、今の自分を振り返り「当事者のことを、当事者抜きに決めていないか」を確認する良い機会となりました。初任者を受けて3年経ち、初心を忘れていた自分に喝を入れました。来年も受講して年に1回は喝を入れ直したいと思います。
・講義の中でサービス利用の過程における連携の必要性についてのお話しがあり、サービス等利用計画をよく理解した上で、その内容をどれだけ個別支援に反映できているのか、さらに深めた支援計画の作成が大切だと感じました。また、支援する中で、重度の障害があっても、その人のストレングスを見出し、着目するということへの重要性を感じました。
・利用者の願いと現状のズレをどう戻していくか、目指していくか、相談支援の中で現状をしっかりと把握し、アセスメントをとりながら、利用者の想いに寄り添いった計画を立てていきたいと思いました。
・同じ相談員といえども、様々な切り口から疑問があり、新たな気持ちで明日からも相談支援をしたいと思います。
・児童のケースは母の希望になりがち。本人の思い、隠れた思いに気付くことが大切だと改めて思いました。質問されたことで、子どもの気持ちを考えることができて良かったです。計画を立てる時におさえておきたい視点・ポイントを知ることが出来ました。
・只今、研修中でまだまだ分からない事がたくさんあり、不安もありますが、相談支援専門員になるからには、誰よりも寄り添える相談員になりたいです。
一日がかりの研修で、日頃から忙しい相談員さんも時間を空けるのに大変だったと思いますが、実際に参加された方たちからは「良かった!また、来年もやってほしい。」という声をいただき、皆さんにとって良い時間になったのであれば嬉しく思います。また、相談員さん達が学べる企画を考えていきます。
相談員の皆さん、お疲れ様でした。