相談支援連絡会(学習会)「相談支援フォローアップ研修」を開催しました ~奇跡の研修~

 毎月行っている、相談支援連絡会(学習会)。

 相談支援専門員は、計画相談に従事するにあたり『相談支援専門員初任者研修』(以下「初任者研修」)を受講します。今回は、初任者研修の確認ということで1日研修を開催し、56名の方が参加されました。

 講師陣として愛知県相談支援専門員協会の理事5名の方にお集まり頂き、各方面で従事されるなかで感じられる「大切なこと」を伝えていただくことができ、「奇跡の研修」となりました。

○蒲郡市障がい者支援センター           鈴木康仁氏

○名東区障害者基幹相談支援センター        小島一郎氏

○日進市子ども発達支援センター「すくすく園」   熊谷 豊氏

○一宮市障害者相談支援センター「ゆんたく」    野崎貴詞氏

○田原市障害者総合相談センター          新井在慶氏

 限られた短い講義時間の中で、『相談支援専門員として何を大切にするのか、どんな視点をもって利用者と関わるのか、障害児相談の基本、権利擁護とは何か』を熱くお話ししていただきました。とても濃密な時間でした。

 また、グループワークでは今年初任者研修を受けた相談員から、研修で提出した事例を出していただき、さらに掘り下げて検討することとしました。経験豊富な相談員が交わることで、初任者だけの研修とは違った視点の意見も飛び交い、初任者の方もベテランの方も有意義な時間になったのではないでしょうか。

 以下、アンケートに記入していただいた感想をご紹介します。

 

・エンパワメント(注1)の視点を忘れてはいないか、今一度作成しかけている計画を見直そうと思います。

・「その人らしさに、ちゃんと目を向けていくこと」は忙しさの中で、おろそかになりやすいが、その都度振り返りながら、いろんな角度からアセスメントをしていきたいと思いました。自身で表現しにくい人たちの「その人らしさ」をいかに探っていくかは永遠の課題です。

・お子さんを担当することが多いので、本当に早期対応が必要だと思っています。ただ、そのことを人に伝えることの難しさを感じています。どの子も平等にその子らしく生活していく為の支援が受けられるように努力している毎日です。

・素晴らしい先輩方のおかげで、同じ利用者さんの計画が、今までとは違う可能性や必要性に気付く事ができた。これからゆっくりとは思うが、利用者さんの幸せの為に協力していけたら良いと感じた。

・本人の幸せを守れているか、タイムリーに思いを聴けているか、充分に出来ていないことがあったと思います。忙しいからという理由にならないよう、しっかり聴いていこうと思います。

・こんなにたくさんの参加者(仲間・相談員)が増えている事に驚くと同時に、繋がる事ができる仲間がいることに嬉しく思いました。ありがとうございました。

 

 このような機会はなかなか実現できないのですが、いつかまたこの学びの場を設けられるといいなと思います。

 5人の講師の皆様、1日研修にお付合い下さり本当にありがとうございました。そして、ご出席いただいた相談支援専門員の皆様も、お疲れ様でした。

学習会IMG_4865

(注1)・・・その人自身の潜在的な力を引き出す支援、働きかけ

ページトップボタン