「第15回 福祉の仕事を知るための見学バスツアー」が無事に終了しました。

10月26日に「第15回 福祉の仕事を知るための見学バスツアー」が開催されました。

今回もたくさんの事業所を見学して、盛りだくさんの1日になりました。バスツアーの様子を少し報告したいと思います。

 

1.就労継続支援 太陽(就労継続支援B型)

 

1ヵ所目は、平成27年5月に開所した新しい事業所でした。職員さんから事業所の説明をしていただいた後、見学をしました。今回、事業所の計らいで、利用者さんと一緒に作業体験をさせてもらいました。隣に座った利用者さんに、「作業はどうですか?」と声をかけると、「楽しいです♪」と明るい声で答えてくれました。見学時の作業は、梅干しの袋詰めやギフト箱作りでした。他にも、ハンガーのウレタンかけやプリザーブドフラワー、ワイヤリング等の作業もしているそうです。また、作業以外にも交流を深める為に外出や調理実習などの色々なレクリエーションを企画しているそうです。アットホームな雰囲気の中でも、作業中の利用者さんは真剣に取り組んでいて、そういう職場の雰囲気作りの大切さを改めて感じました。

職員や利用者の方々、ご協力ありがとうございました。

 

  

 

2.グループホーム あゆみ(共同生活援助)

2ヵ所目は、一宮駅から徒歩圏内、開所4年目で外観も内装もとても綺麗な建物です。

現在は男性2名、女性5名、年齢は24~65歳まで計7名の利用者さんが入居されていました。短期入所の定員は2名。利用者さんには、“自分で出来ることは自分でやってもらいたい”という思いで、掃除や洗濯はご自身で行っているそうです。食事は、スタッフの方が献立を決めて作っているらしく、とても家庭的な感じがしました。スタッフさんからは、「我が家にいるような温かい雰囲気で過ごしてほしい」と話があり、常に利用者さんに寄り添って話を聴くよう心がけているそうです。

今回訪問した際も、スタッフさんが丁寧に対応してくださり、いつでも帰ってきたくなるような温かい雰囲気を私自身も感じることができました。ありがとうございました。

 

 

3.チャイルドウィッシュ本店(児童発達支援・放課後等デイサービス)

3ヵ所目は、今年の3月に開所した新しい事業所で、主に知的や発達障害のあるお子さんが利用されています。職員の方から、障害の特徴を資料とちょっとしたクイズを交えて分かりやすく説明していただきました。クイズは、手をパーからグーにした時の親指の位置がどこに置かれたかで発達の段階が分かるというものでした。職員さんは、そういう身近なところにも注目して支援している事を知りました。

日々の支援の中で、スタッフの方も子どもの変化を実感しているそうで、文字がゆがんで見える子が「今日は黒板の字が普通に見えたよ!」と元気に報告してくれることがやりがいの一つになっているそうです。スタッフの方々が、子ども達と関わることで自分たちも成長していると話してみえたのが、とても印象的でした。

   

また、自由に見学する時間もあり、ボルダリングやハンモックの体験もさせてもらいました。

 

4.Café たまてばこ(就労継続支援B型)

4ヵ所目は、いずみ第2作業所の出張所として営業している喫茶店で昼食をいただきました。今回は貸切で、総勢35名分の食事を提供していただきました。温かい物を提供したいという職員さんの配慮で、利用者さんがご飯と味噌汁を運んでくださいました。利用者さんが恥ずかしそうな素振りの中にも笑顔を見せてくれながら、メニュー紹介をしてくれました。各テーブルには色で分かるように目印が付けてあり、注文ボートと色を揃えて分かりやすくする等の工夫がされていました。会話が難しかったり、数字が苦手な利用者さんでもお客さんとのふれあいが出来るような工夫が随所に見られており、参加者の方からも「またお友達と来ようかしら」という声を聞くことができました。短い昼食時間でしたが、とても素敵な雰囲気の中で会話も盛り上がり、大満足なランチタイムでした。

  

 

5.おりすと作業所(就労継続支援B型)

5ヵ所目は、名神高速道路沿いにある、のどかな雰囲気の中で見学をさせていただきました。普段は、内職作業(八幡ネジ、食品関係等)や自主製品(ボカシ肥料)を中心に取り組んでいるそうです。1日の内職生産量も多い事や、職員さんが参加者の方に大きな声で説明している間も、利用者さんは黙々と仕事に取り組んでいる様子を見て、毎日やりがいを持って仕事に通っているのだなと感じました。“利用者さんが社会の一員として貢献できる機会を作る”“小さなステップで出来る事が増えた時の達成感を一緒に味わう”という説明で、職員さんの心意気を感じ、日頃から利用者さんの事を一番に考えて接しているのだなと思いました。また、3人の利用者さんからの話も時々笑いを取りながら自分の頑張っている事や将来の夢などを語ってもらいました。

限りのある時間の中でも、職員さんや利用者さんの熱い思いがたくさん聞けた時間となりました。

 

6.だいち・めいぷる(生活介護)

だいちの出張所である“めいぷる”は、町の中で自主製品(えびせんべい、クッキー等)以外にも駄菓子が豊富にあり、地域の子ども達もよく買い物に行けるようなお店でした。普段は、利用者さんも販売に参加をしたり、2階で軽作業をしているそうです。職員さんからは、他の事業所とは違うことを考えていきたいと、あまり福祉事業所では見られないレザー加工の仕事も紹介していただきました。

最後は、“だいち”の見学をさせていただき、利用者さんは療育手帳A相当の重度の知的障害や自閉症の方が多く、飛び跳ねたり、声を上げたり、それぞれの表現でコミュニケーションをとっていました。職員さん達からは、利用者さん自身に目を向けて「個々の得意な事を考えて、職員が寄り添う(工夫をする)事が一番大切。」だと伺いました。仕事に集中できるように環境を整えたり、廃材を利用した自主製品など、随所に職員さんの工夫が光っていました。「その人らしさ」が光る、素敵な事業所でした。

  

 

今回参加された方からは、

・一人では見学に行けないので、とても良かったです。

・支援をするだけでなく、何かを一緒に作り上げていく姿が素敵でした。

・今は就労する事は難しいですが、ゆくゆくは福祉に関わる仕事をしたいと思いました。

等、前向きな声をたくさんいただきました。

バスツアーに参加される方たちは、それぞれ違う目的を持っていると思います。どんな目的であっても、少しでも障害福祉に興味を持ってもらえたらスタッフ一同、嬉しく思います。

また、来年の春頃に開催できるように準備をしています。近くなりましたら、またお知らせをしたいと思います。