第16回福祉の仕事を知るための見学バスツアー報告

平成30年5月24日「第16回福祉の仕事を知るための見学バスツアー」を開催しました。

当日は、18名の方に参加していただき、市内7ヶ所の事業所を見学しました。

今回見学した事業所の様子を紹介したいと思います。

1.クリアサポート(就労継続支援A型)

1ヶ所目は、就労継続支援A型事業所のクリアサポートにお伺いしました。施設内の1階ではDVDケースの点検や願書の書類を整える作業、2階では自動車部品の作成となっており、利用者のみなさんがてきぱきと集中して作業している姿を見ることが出来ました。施設外では、静かな雰囲気の中、インターネットでの販売に関する作業や検品など、それぞれのペースでゆったりと行っていました。

施設の職員さんからは、「利用者さんを信頼して任せている。職員のそういった姿勢も大事だと思っている。」とのお言葉もあり、信頼関係を大切にしながら、それぞれのペースや意思に合わせた支援が行われていることを実感しました。

 

 

2.LITALICOワークス尾張一宮(就労移行支援)

2ヶ所目は、就労移行支援事業所のLITALICOワークス尾張一宮を見学させていただきました。

駅から徒歩5分程度にあるビルの8階に事業所があります。LITALICOワークスは、一般企業への就労を目指す方が通っており、自分らしく働くための準備を、利用者さんとスタッフさんとが協力しながら訓練していました。就労に向けて、4つのステップ(例えば、自分を知ることや履歴書作成、職場実習、就職後の定着支援など)に分け、利用者さんの力に合わせてステップアップしているというお話を聞くことができました。また、職員の得意なことを活かした働き方にも力を入れており、「チーム支援」を大切にして仕事をしているとのことでした。

 

3.BOW開明(放課後等デイサービス、生活介護)

3ヶ所目は、BOW開明にお伺いし、放課後等デイサービスと生活介護の2棟を見学させていただきました。

放課後等デイサービスはバスツアーで伺った時間帯が開所の時間ではなかったので、子供さんは見えませんでしたが、肢体不自由な子供さんが利用する棟と、発達障害等の動きのある子供さんの棟と分かれて過ごされていました。一人一人のペースを大切にし、カリキュラムを組んで個別の対応をされているという職員の話しに、バスツアーに参加された方は熱心に聴き入っていました。参加者の方からも多くの質問があり、職員の方が丁寧に答えてくださいました。

 

 

4.GHCやまと(グループホーム)

樫の木福祉会が運営しているグループホーム「あやめの家」「なつめの家」を見学させてもらいました。こちらでは障害を持った方が地域で自立した生活を行うため、食事や入浴などの日常生活で必要な支援を職員やヘルパー受けながら生活できます。

部屋は一人一部屋用意されているためプライバシーの配慮もされていました。

こちらで生活されている方のほとんどが日中は生活介護や就労支援などの日中活動に通われているので見学時は誰も見えませんでした。

ちなみにこちらの施設は完成したばかりの新築で、元々あった別のグループホームの住み替えのために建築されたということでした。

5.喫茶らちぇっと

5ヶ所目の「喫茶らちぇっと」では、待ちに待った、昼食をいただきました。メニューは、サラダ、スープ、カレーライスで、通常の喫茶メニューにはないものを特別に作っていただきました。

喫茶らちぇっとでは、障害を持った方がスタッフとして働いています。そのうちの一人である営業部長さんが、1テーブルずつ回って、名刺を配ってあいさつしてくれました。スタッフの方、バスツアー参加者同士で会話を楽しみながら、おいしくご飯を食べることができました。

 

6.らちぇっと(生活介護)

 

6ヶ所目のらちぇっとは、主に重症心身障害(知的障害、身体障害が合わさっている)の方が通っており、医療ケアが必要な方も通っている生活介護の事業所でした。利用者さんの様子を見させていただきながら、施設内のお風呂やリハビリ器具、日頃の活動の様子を職員の方が説明してくれました。「日常的なケア」と「夢を叶える」ということを大切にし、ある利用者の方は9月に写真の個展を企画するという話を伺いました。

  コミュニケーションが難しい方が多い中で、目の動きやタブレット等の機器を使い、利用者さんの気持ちを読み取ることを大切にしているというお話しや、信頼関係を築いていく過程で、支援者としての喜びを感じているというお話を聞くことができました。

 

 

7.らでうす(生活介護)

最後は、H29年4月に開所した、生活介護の「らでうす」にお伺いしました。らでうすという施設名は、ラテン語で光の放射を意味し、利用される方のまばゆい個性が地域に広がっていくようにという思いで付けられたそうです。

こちらでは、実際に働いている職員の方から今の仕事のやりがいについて話を聞くことができました。また、ボランティアの方が書いてくれた手紙を読み上げていただき、ボランティアを始めた経緯や、やりがいを知ることができました。その後、実際に利用されている方の活動を見ることができました。

バスツアーでお伺いした午後の時間帯は、皆さんで音楽に合わせ、楽しそうに身体を動かされていました。スタッフや利用者の皆さんが笑顔で迎えてくださり、施設の明るい雰囲気が伝わってきました。

最後は、「樫の木園」に、コーヒーの移動販売に来ていただき、コーヒーとクッキーを食べながら、今日のまとめをして見学終了となりました。

参加者の方からは、  

“いろいろなタイプの事業所を見学する機会はなかなかないので、とても勉強になりました。それぞれの利用者さんの個性を考え、寄り添った支援をしているんだなと実感しました。” 

“一口に障害福祉といっても、様々なものがあることを知った。一宮に在住しながら、身近なところに事業所があるということを知りました。障害があってもなくても、一人の「人」として、対等な関係を築いていらっしゃるのだなと改めて感じることができました。” 等の感想をいただきました。

今回のバスツアーが、障害福祉の仕事を知るきっかけになり、一人でも多くの方が障害福祉の仕事やボランティアに興味を持っていただけたら、うれしいです。

次回は10月に開催予定となっています。興味のある方はぜひご参加下さい!!